2008年4月23日水曜日

薬剤師の基本的な勉強法

基本的な勉強法
限られた時間の中で国試に合格するには、やはり勉強法を考えなければなりません。
まずは教材ですが、やはり過去問です。
これから受験するあなたは他のページにも書いてありますが時間がありません。
よく過去問で勉強することがいいといわれます。
これには賛否両論です。
まずいいことは過去問を1回勉強するのにいろいろな科目ができます。
1教科ずつ片付けていくと最後のほうになって最初に勉強したことを忘れてしまいます。
自信がある人でも必ず忘れます。
マジです。
しかし1回の勉強でいろいろな科目を勉強するとわからなくなるという意見があります。
だから1科目に集中したほうがいいと。でもそれが通用するのは大学受験までです。
今回の薬剤師国家試験は今までと問題形式が違います。
たとえば基礎薬学という試験でもそのなかにはたくさんの科目があります。ですので、1科目集中して勉強しても得点率が大学受験と違いあまり高いものではないので無駄な時間をつかってしまう可能性大、です。(無駄に頭に血がのぼって興奮してます)もう一ついえることは、受験勉強時間です。
大学受験では、最低でも1年間は受験勉強に時間をささげます。
しかし薬剤師国家試験は病院実習・薬局実習を考えれば最大約6ヶ月です。
この6ヶ月足らずで1教科集中では時間は足りません。
このような理由からまずは過去問で勉強することをおすすめします。
とここまでは大学の教授も賛成している人は多いでしょう。
しかしここからほったらかしなのです。
どういう意味かというとあなたは過去問を使ってどうしますか?何言ってんの?解くにきまってんじゃん!ってあなたは答えるかもしれません。
違うんです。
解くんじゃあないんです。
まだ何も勉強してない人はもちろん解いてはいけません。
もし解くととても時間がかかり1回分終わるのに2、3日かかっていや、1週間はかかるでしょう。
次に、わかった解説を読めばいいんだあってあなたは言うかもしれません。
でもそれも違うんです。
あなたは過去問をもっていますか?もしもっているなら解説ページをみてください。
問題ページに比べてとてつもない量でしょ。
これもきちっと読んでるとてつもない時間がかかります。
わたしはこういう光景をよくみました。
解説ページとにらっめこし、重要だと思うところにマーカーで線をひき、最終的には白黒のページが虹色のようにカラフルになってしまったのを。
そして本人は満足し、その日の勉強を終えるのです。
ダメですよ!あなたはこういう人になったら。
こういう人は自己満足型にあてはまります。
自己満足型の人がよく言うのが、「結構勉強したのに、試験全然わからんかった。」と。
そう、この人は気づいていないのです。
勉強をしたふりで自己満足し、本人はとても勉強したつもりでいる。
こういう人は結構多いと思います。おっと、過去問をどう使うかでしたね。
ついつい脱線してしまう。
ではここで本題にもどります。
過去問をどう使うかなのですが、意外に簡単なことなのですが、みんなしてないんですよこの方法。
あなたはもう気づきましたよね。ということで答えは次回にくりこします。
(ひゃ~そんなに怒らないで・・・・)
基本的な勉強法その2前回で最初に勉強を始めるのに過去問を使うこと、その理由をお話しました。
では過去問をどう使うかですが、もうあなたは気づきましたよね。
そうです。
問題文を読むんです。
これには次の目的があります。
従来の勉強方法(まとめ→問題)をすると、頭の中は勉強により情報がインプットされ、問題を解くときにそれに対応するように情報を整理し、情報をアウトプットします。
これは情報の整理がポイントになります。
うまく整理されていないとアウトプットができず、問題が解けません。
しかしこの整理のしかたがうまくないひとが多いのです。
ですからまずは情報の整理がうまくできるまでは、アウトプットしやすい情報の形でインプットしていくことが大切なのです。
これが”問題を読む”ということです。
では実際にどう読んでいくかですが、基本は正しい選択枝はそのまま、誤りの選択枝は誤りの選択枝+正解文です。
なぜ誤りの選択枝も読むのかというと、一見正解文のみでいいような気がしますが、これは出題者の手の内を知るためにとても重要なことです。
出題者はどこをどういうふうにかえてくるのかを勉強しておくと記憶力が増します。また脳というのはあまり平凡な情報(正しい選択枝)ばかりインプットしていると飽きてきて情報をインプットしにくくなってきます。
そこで”誤りの選択枝+正解文”をインプットすることで、こういう問題には気をつけろ!って刺激を与えることになるので、脳は飽きることなく情報をインプットしていきます。
まずは過去問を読みまくってください。ここでこういう意見があります。
「過去問で勉強をすると新傾向問題に対応できないんじゃあないの?」って。
それは正しいです。しかしすべての勉強につながることですが、まずは基礎をしっかりおさえるコトが先決なのです。
きっちりとできてから新傾向問題に取り組んでも遅くはありません。
もしあなたが勉強時間を短縮したいなら過去問を読みまくることから始めてください。
勉強は木を描くことに例えられます。
基礎的な情報を木の幹、色々な詳細な情報をその木の葉っぱ1枚1枚とすると、多くの人は葉っぱ1枚1枚から描きはじめます。
これだと隣との関連性が分かりません。しかし、先に基礎的な情報、つまり幹から描き始めると幹が枝にわかれて1枚1枚の葉っぱにまでつながり、全ての情報が基礎的な情報を中心にリンクされます。
これが一番理想的な勉強法なのです。
あくまで基礎が先であり、基礎がとても重要なのです。
基礎がしっかりしていればよりたくさんの情報はリンクされやすくなります。
ではこの基礎固めの助けになる方法は違うコーナーでお話します。

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